短距離選手とマラソン選手では、筋肉のつき方が大きく違うと思いませんか?
筋肉には種類があります。そして競技に適した筋肉が発達します。
短時間で爆発的な力が必要な「短距離選手は速筋が多くなり筋肉量が増える」
長時間で一定の力が必要な「マラソン選手は遅筋が多くなり筋肉量は増えない」
もちろん、筋肉によって特性も異なります。
筋肉トレーニングで目指す先は何なのか?
筋肉の種類を勉強して、今のトレーニングは問題ないか考えましょう。
短距離選手とマラソン選手
マラソン選手は細いですね。マラソン選手は細くても、しっかりとした筋肉がついています。
短距離選手とマラソン選手の筋肉の違いがわかるでしょうか?
単純に筋肉量ではないです。根本の筋肉の質が違うのです。
正確には筋線維組成の比率が違います。
筋線維組成には種類あります。わかりやすく言うと、「速筋」と「遅筋」です。
速筋と遅筋
- 速筋:速筋が多いほど高いパワーを発揮できる。また、素早い動きも可能になる。
- 遅筋:遅筋が多いほど長時間一定のパワーを発揮する。持久性の運動に優れている。
短距離選手は速筋が多くて、マラソン選手は遅筋が多いということです。
速筋はトレーニングで大きくなります。しかし遅筋は大きくなりません。
だから、短時間で爆発的な力が必要な「短距離選手は速筋が多くなり筋肉量が増える」
長時間で一定の力が必要な「マラソン選手は遅筋が多くなり筋肉量は増えない」のです。
マラソン選手が筋肉がつかない理由
マラソン選手も筋肉が遅筋のみで構成させているわけではありません。速筋もあります。
なぜ?トレーニングをしていても速筋が発達しないで筋肉量が増えないのでしょうか?
運動強度によって使う筋肉が違うからです。マラソンは短距離に比べて運動強度が小さいのです。
Check
運動強度が小さい場合は遅筋が使われる。
運動強度が大きくなるに連れて速筋が使われる。
運動強度が小さく速筋が使われないためマラソン選手は速筋の発達が少ないのです。
ダイエットの時は?
ダイエットの時にランニングのみだと筋肉がつきません。
体重を落とすのみのダイエットならランニングでOKです。
芸能人みたいな体型を目指すなら、ある程度の筋肉がないと、男性も女性も目標は達成できません。
筋肉をつけるには筋トレで速筋をつけましょう。
スポーツために体重を落とすならランニングの比率を増やしましょう。